産後クライシスを経て経済的DV、モラハラを経験したmihoriです。
子供が生後7カ月の時に夫から言われた一言。
「いつになったら働くつもり！？」
当時は都内の保育園激戦区に住んでいた為、一旦仕事を手放した私にとっては
保育園に子供を預けて仕事をする事はほぼ不可能でした。
なんとか生活費のたしに収入が欲しくて、在宅でできる仕事がしたいと思いました。
その時に試してみたのが、クラウドソーシングです。
まだ私がこのブログを始める前に実際に利用してみた経験をお話します。
結論から申し上げますと、
数件の案件を受けてお仕事をしたものの、高校生のアルバイトより遥かに安い報酬に
めげてしまい、継続できませんでした。
ちなみに私が利用した ランサーズ というサイトでは換金は1000円からでした。
それに対し、私が受けた仕事は単価が数十円から数百円でした。
数件の案件を受注して合計5時間ほど作業をしましたが、1000円にもなりませんでした。
その中からさらに手数料を引かれるので残った金額はわずか数百円。
ランサーズは報酬額から手数料を引かれるのですが、
10万円までは、報酬の20％が手数料として差し引かれます。
これは盲点でした。
ちなみにランサーズ同様認知のあるクラウドワークスも同じ手数料です。
換金額の1000円を目指すには先が長すぎて案件を受ける気力もなくなり放置していました。
しばらくしてランサーズを開いてみると、報酬額が0円に！！！！
ランサーズでは、180日以内に出金しなかった報酬は登録口座に自動振り込みされます。
その際に1,000円に満たなかった場合、報酬額は消滅してしまうシステムでした。
頑張って稼いだ報酬を換金する事さえできず、ただのボランティアで終わりを迎える結末になりました。
つまり私は収入を作る事ができませんでした。
スキルがないから稼げなかったのか
では私に何のスキルもなかったからか？というと、
FP2級や簿記2級、その他会計の資格を取得しており、
一部上場企業で経理決算経験までの実務実績があります。
少なくともスキル0ではないはずです。
ではなぜ私が1000円の換金にすら至らなかったのか！？
その原因は2つ。
- 自分の強みを活かし、提案できそうな仕事を見つける事ができなかった
- 報酬単価の低すぎる案件を受注するしかなかった
実務経験、資格ともに兼ね備えていても、提案できそうな案件を見つけられなかった理由
実務経験、資格ともに兼ね備えていても、
ランサーズでは希望していた経理の仕事に携わる事はできませんでした。
正確に言うと、提案すらできなかったのが現実でした。
どういう事かというと、このような例です。
私はあくまでも組織の一部としての経理事務員でした。
税理士事務所や会計事務所でクライアント企業をまるまる受け持ったような経験はありません。
とても提案する勇気はありませんでした。
会社に雇われ通勤で仕事をするスタイルと、
完全オンライン上で完結し、従業員ではなく業務委託として仕事をするスタイルは全然違います。
会社なら最初は先輩が教えてくれます。分からない事があっても誰かに聞けます。
クラウドソーシングは選考人数が1人の事も多く、その場合自分1人で仕事を請け負う事になります。
請け負ったからには、「分かりません」では済みません。
「自分は本当にその仕事を成し遂げられるのか！？」と思うとなかなか申し込む（提案する）勇気が持てませんでした。
それと、経理の資格を活かせそうな案件はとても少ないと感じました。
スーパーでたまに、ものすごいスピードでレジ打ちしながら、見事に計算されたようにスキマなくかごに詰めてくれる店員さんがいますよね？
すごいスキルだと思います。
私には絶対にできない事です。
そんなレジの達人でも、クラウドソーシングとなると残念ながら案件がありません。
つまり、スキルがあればなんでもよい！という訳ではないという事です。
クラウドソーシングと相性のよいスキルが必要です。
スキルとは、お仕事経験だけではないので、
「絵が得意」
「文章を書くのが得意」
こういった得意を活かしてお仕事が受けられる事もあります。
自分がこれまで培ってきたスキル、クラウドソーシング上で需要があるかどうか、まずはリサーチしてみてください。
「ランサーズ」「クラウドワークス」は有名ですが、「クラウディア」もおすすめです。
一番手数料が少ないのが魅力です。
登録は無料なので、これを機にプロフィールの作成をさくっと済ませておきましょう。
気になる案件が出た時すぐに申し込みができます。良い案件はすぐにうまるのでスピードは大事です。
報酬単価の低い案件に申し込むしかなかった理由
まだクラウドソーシング上での実績がない、つまり信用がない為にまずは低単価でも実績を積む必要がありました。
最初は【タスク（単発の案件）】から始めて実績を積み、【プロジェクト（一定期間の契約）】で定期の仕事を貰うのがセオリーのようですが、タスクですら申し込めそうなものが限りなく少なかったのです。
タスク案件で実績を積む際、最初は低い単価の案件をこなす事は覚悟していました。
私の場合は経理業務でのお仕事を考えていたので、最初は比較的ハードルの低い
「仕訳業務」や「チェック系」の案件で実績を積み、
実績が積みあがったら【プロジェクト】のお仕事にチャレンジしようと考えていました。
しかし実際には思ったようなタスク案件が見つからず、1案件数十円程の調査やデータ入力、アンケート案件などをこなす事になりました。
クラウドソーシングは安い報酬単価の案件が多いのか？
誤解を招くといけないのでここはハッキリとお伝えしておきたいのですが、クラウドソーシングは安い報酬単価の案件が多い訳ではありません。
案件によって報酬単価はピンキリです。
私が利用したランサーズは大手クラウドソーシングの会社で会員数も120万人以上（2022.10月現在）
信頼のおける企業です。
それだけの会員数という事もあって、システムの使いやすさやサポートにも定評があります。
案件数においては、約11万件もあるので報酬単価は本当に幅広いです。（2022年10月現在）
クラウドソーシングを利用してお仕事をする事はとても素晴らしい働き方だと思います。
気をつけるポイントは、安すぎる報酬案件には申し込まない事です。
ランサーズも、いいプラットフォームなのですが、他にクラウドワークスやクラウディアというプラットフォームもあります。
中でも、クラウディアは手数料が業界最安値なのでおすすめです。
初心者のうちは、大きく稼げるわけではないので手数料って結構バカにならないんです。
クラウディアの手数料は、
～5万円までなら15％
5万１円～10万円までなら10％
と、10万円以下一律20％のランサーズやクラウドワークスのよりも低い手数料です。
クラウドソーシングを利用して働くメリット
子供を預けなくても在宅でお仕事ができる
子供を保育園に預けなくても働く事ができる。
自宅でお仕事ができるので、深夜や早朝、はたまた隙間時間を使う事も可能。
単発でのお仕事ができる
「週5、1日実働6時間以上」などの働き方と比べて、家庭の予定やプライベートとの融通が利く。
まとまった時間がとれない人でもお仕事ができる
時給ではないので、納期に間に合えばいつ作業するかは自由です（案件にもよりますが）。
子供が寝ている間にちょこちょこ作業する事も可能。
クラウドソーシングは誰でも気軽に始められてすぐに稼げるのか
かなり難易度は高いと思います。
初心者でも稼げるという表現もよく見かけますけど、
それは単純にクラウドソーシング初心者という意味なんですよね。
例えば、CADで図面を作成する案件があるとします。
それをクラウドソーシングを初めて利用する人が提案（案件に申し込む事）するとします。
この人は、クラウドソーシング初心者であってCAD初心者ではありません。
初心者っていうワードが誤解を生みますよね。
つまり正解はこうです。
〇誰でも
〇気軽に始められて
✖すぐに稼げる
〇すぐには稼げない事の方が多い
- 簡単なアンケートに答える案件などもあるので、誰でもできます。
- 個人情報を入力し、会員になるだけで無料で気軽に始められます。
- すぐには稼げない事が多いです。そして誰でも稼げるわけではありません。
その理由が次の3つです。
- 高校生のアルバイト以上の報酬を期待する場合、プロジェクト案件が必須
- プロジェクト案件はスキル実績ともにある人が選考で選ばれがち
- クラウドソーシングでの実績を積まないと、プロジェクトで提案しても選考されにくい
スキル実績ともにある人が選考で選ばれる
ランサーズやクラウドワークスにはすでにそこで仕事を経験している実績のある方が相当数いらっしゃいます。
例えばランサーズの場合ですと、
実績件数、評価満足率、完了率が自分の名前の横に出ます。
単純に考えても
実績件数0の人と実績件数10の人なら後者が選ばれるのは当たり前の話ですよね。
クラウドソーシング上での実績がないと絶対にダメかというと、そうではありません。
例えば動画編集や写真撮影のスキルがあって自分の作品を紹介し、
「この程度の事ができます」という提案をすれば選ばれる事もあると思います。
クラウドソーシングで稼ぐには案件のリサーチが重要
私にはあまりにも時間と労力が割に合いませんでした。
日中は手のかかる乳幼児のワンオペで作業なんて全くできず、
子供を寝かしつけた後、深夜まで作業をしてようやく得た報酬。
高校生で初めてアルバイトをした時より遥かに安い報酬とそれに見合わない労力。
そして頑張った末に換金できない現実。
それは選ぶ仕事が悪かっただけでしょ？
はい。その通りです。
つまり案件選びがすべてといっても過言ではないのです。
クラウドソーシングは、高単価な案件や優良案件は豊富にあります。
しかし、その案件へ自分が携われるかというと話は別。
当たり前ですが誰でもとはいかないんですよね。
あなたにどんなスキルがあるのかは私には分かりません。
得意な事も、積み上げてきた事も一人一人違います。
ですから、まずは自分ができそうな案件があるのかをリサーチする事です。
自分のできそうなものがあるのか。
なければ、これからチャレンジしたいものを見つけて勉強しておく。
こうした行動を早めにしておく事が大切です。
行動を早めにしておくのはなぜかというと、
条件のいい案件はすぐに埋まってしまうからです。
この案件に申し込もう！と思ってから会員登録やプロフィール経歴を作成していたら、完全にタイミングを逃してしまいます。
- まずは会員登録をしてプロフィールなどの基本情報を完成させておく。
- タスク案件に1件数百円以上で受注できそうなものがあるかチェックする。
- 後々プロジェクトで参加できそうな案件があるのかを見ておく。
繰り返しになりますが、180日以内に1000円以上の利益がないと出金できません。
手数料を引かれて、手元に1000円は残らないといけないという事です。
単価数十円の案件なら相当数こなさないといけません。
はっきり言っておすすめできません。
どうしてもやるなら、単価数十円の場合、せめて10分以内で作業完了できるものが妥当です。
クラウドソーシングには様々な案件があります。
登録者も、実際に稼いでる方もたくさんいらっしゃいます。
自分のできる事や、やりたい事の事前リサーチを早めにしておきましょう。
